店長です。
先日、当ブログで延岡市北川町の片岡農園でのぎんなんの収穫作業の様子を書きました。
訪問した際に、気になっていた 鹿による食害 についてお聞きしました。
北川町はぎんなんとシキミの栽培が盛んな町です。
北川町ぎんなん生産部の片岡会長によると、
近年のぎんなんの低価格や、深刻な鹿による食害から、
ぎんなんの生産を断念する生産者が相次いでいるそうです。
銀杏の場合
・5年位前までは、鹿による食害はそれほどなかったが、最近は山から下りてくる鹿が多すぎる。
・銀杏の成木は鹿に皮を剥がれ、枯れてしまい、幼木も皮を剥がれ、育たない。
・ここ2年で半分の成木を剥がれて(食われて)しまった生産者もいる。
銀杏だけでなく、
シキミの場合
・毒性があると言われるシキミの成木の葉を鹿が食べ始めた地域がある。
・幼木を鹿が角でこすって皮をむき、弱らせる。
杉の場合
・植えても植えても、鹿がこすって枯らしてしまう。
稲の場合
・夜になると10頭位の群れが、田んぼに入り、植えても植えても食べてしまう。
現在、延岡市から畑を囲むネット300m分が援助され、ネット内は
守られているが、まだまだ足りない上に、鹿がネットをくぐったり、ジャンプして入ったりする。
また、ネットにかかった鹿の発見が遅れると、鹿の死体の処理が憂鬱なようです。
更に、鹿だけでなく、
猪が路面を荒し、アスファルトでない道をボコボコにし、
猿は家庭菜園に被害をもたらし、猿の食べないものしか栽培できない状況です。
いくつか写真でご説明します。
中央の黄色く写る木は、正常に紅葉したわけではなく、
昨年やられた鹿による食害に遭い、来年には枯れてしまうと予想される木です。
来年になると上の黄色い木は、次の写真のような木になると予想されます。
前日に被害のあったばかりの木です。
それぞれの木にも防御策としてネットをしていますが、
銀杏の木は鹿によって剥ぎやすいようです。
鹿が木の皮を剥がしてしまうと、
手間暇かけて10年以上育てた木が余命宣告を受けるようなものです。
シキミ畑です。
300メートル分のネットが延岡市から補助されました。
手前がネットの外側です。ネットの外と中では草の残り具合が違うことがわかります。
やっぱり、ネットは必要です。
こちらはネットの中に猪が入り、手前の畑を荒らした様子です。
動物たちも山から下りてくる事情があるのでしょうが、
生産者の大事な農作物も守らなければなりません。
この問題に全国の多くの自治体や生産者が頭を抱えています。
早急な対策が必要です。
以前書いた「鹿による被害は深刻」の記事はこちらです。
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ブログをご覧頂きまして有難うございます。
オオカミの件は以前、テレビで拝見しました。
機会がありましたら関係者にお伝えしてみます。
本当に被害を食い止めないと大変です。
お教え頂きまして有難うございました。